広島の産前・産後ケアなら「まる屋助産院」トップ > ブログ > 「不妊治療のやめどき」
不妊治療を終了され、 現在はFineという不妊治療をされている方のサポート団体代表 松本亜樹子さんの本です。
不妊治療のゴールは妊娠だけじゃない。
そんなメッセージを感じました。
不妊治療をすると、自然に妊娠した方が考えない「なんでそこまでして子供がほしいのか?」 という問題を考えざるを得ないこと。妊娠、出産した方を素直に喜べない自己嫌悪、いったん始めたら、結果を求めてしまい、やめるにやめられなくなる状況、妊娠が成立しなかったときの悲しみなど赤裸々に書いてありました。
不妊治療に関する本はたくさん出ていて、医師や不妊治療で子供を授かった方の体験談などありますが、この本は、不妊治療を続けたけど、授からず、夫婦2人の人生を歩んでいる方の体験談が書かれています。
妊娠、出産はできなかったけど、自分の人生を受け入れて、活躍されている方が 今の状況までたどり着くまでの葛藤を書かれていました。
皆さん、不妊治療だけでなく 全てのことにとても一生懸命だったのが印象的でした。
不妊治療中の方も、卒業された方、そして、不妊治療を始めるか考えている方も読んでみる価値はあります。