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大学生の頃、
保健学概論の序文に「(保健師は)負の歴史を忘れず・・・」と
書かれたあった。
「負の歴史って何ですか?」と教授に質問したら、
「戦争の時に、『富国強兵、産めよ増やせよ』に加担したことです」
と間髪入れず答えてくれた。
大学生の頃、
中国内モンゴル自治区の砂漠に木を植えに行った。
二人の女の子がいたので、関係性をガイドさんに聞いてもらった
二人は「姉妹」
当時、中国は「ひとりっ子政策」
実際はいるはずのない妹がいた。
青年海外協力隊でバングラデシュにいた頃
バングラは世界有数の人口密度が高い国で
多産多死、そして男尊女卑であった。
そんな国のスローガンは「男の子でも女の子でも子供は二人まで」
現実は、子だくさん・・・
「女の子はお嫁に行っちゃうんだよ。男の子がいないと誰が老後の面倒を見てくれるんだよ?
子供が死んだら、誰が老後の面倒をみてくれるんだよ?」と怒られた。
確かに、私が聞いた中で一番多く子供を産んだ女性は11回
でも子供は2人・・・あと9人は亡くなっていた
理想と現実は違う
もちろん、赤ちゃんは授かりもの
理想と現実は違って当たり前
今の日本はどうだろう?
誰が決めているだろう・・・
私の授業は「子供を産むか、産まないか、いつ産むか、何人産むか?」
つまり「リプロダクティブヘルス」を中心に話していきます。
さて、今度の授業はどう進めていこう・・・