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1月24日、広島県助産師会研修会に参加しました。
岡山のサン・クリニック院長 山縣威日先生から「なぜ今、母乳育児が必要なのか?」というテーマでの講演でした。
山縣先生の講演の中で、私が一番印象に残ったのは「母乳の心を伝える」ということでした。
完全母乳がいいに決まっているけど、様々なことでできない方もいらっしゃいます。
母乳がいい!ミルクはだめ!ではなく、大切なのは「抱くこと」
そのときに「おっぱいを飲ませるように抱くこと」の大切さを説明してくださいました。
「おっぱいを飲ませるように抱くこと」で、お母さんの愛情は十分赤ちゃんに伝わる。
それは、完全母乳をすることよりも、永続的信頼を得るということでとても大切なことと話されました。
また「抱くこと」は赤ちゃんの成長、発達にとても大切ということは言われていますが
お母さんにもとても大切なこと。赤ちゃんを抱くことで「母性」がどんどん大きくなってくるそうです。
生まれてすぐ赤ちゃんを抱くことは、赤ちゃんにもお母さんにもとても大切なことなんだということでした。
そう考えると、いろんな人に赤ちゃんを抱いてもらうということは、抱いた人の「母性」にスイッチをいれることにつながるのかもしれません。これは年齢、性別関係なく・・・
子供のうちから赤ちゃんを抱く、どんなに年齢を重ねても赤ちゃんの抱く・・・
小さいころから母性を育て、そして母性を持続させていく・・・
そして、みんなが「赤ちゃんにやさしい」「子育てがしやすい」環境になっていく。
そんな社会になればいいですね・・・
私は仕事柄、赤ちゃんを毎日抱っこしています。
自然と「母性」が持続できているのでしょうね(笑)