広島の産前・産後ケアなら「まる屋助産院」トップ > ブログ > 12/14 河野美代子先生の講演会に行き・・・
今日、産婦人科医 河野美代子先生の講演会に行ってきました。私が中学生の頃「さらば、悲しみの性」という本が出版されて、性教育といえばこの本でした。その先生の講演会ということで、ぜひ聞いておかなければと思っていました。
河野先生先生は自分の患者さんのデーターを出して、現状を説明されました。10代(中高生)の妊娠の相手は「社会人」なんですね。驚きました。
10代で妊娠して診察に来る女の子たちに「産む→育てる→生活を営む」を考えて、その子と赤ちゃんにとってベストを一緒に考える・・・
出産、子育て、家庭を築いている女の子の話もありましたし、中絶を選んだ女の子、生まれた子供を養子に出した女の子の例などもはなされました。先生は養子縁組を斡旋されていて、その子供たちが健やかに育って行っている様子も話されました。
今の学校教育では「性」はどんどんタブーになっていて、どんどん隠れていってしまう現状です。女性は「産む性」男性は「産ませる性」を説明することを言われました。
「赤ちゃんかわいい」「命って大切」「赤ちゃんはお母さんを選んでやってくる」それを伝えるのも大切です。でも、きれいごとでは済まされない現実を伝えることの大切さを改めて感じました。